住環境ジャパン(東京都世田谷区)は2月21日、30~40代未就学児子育て世代の住宅購入経験者1107人を対象に実施した「住宅購入前後のギャップとエピソード」に関する調査結果を発表した。それによると、「住宅購入は大変だ」と感じた人は90.8%にのぼることがわかった。具体的には「複数回ある書類提出」が29.7%、「住宅ローンに関する知識不足」18.6%、「不動産に関する知識不足」17.8%、「スケジューリング」15.9%、「資金調達」8.4%などがあげられた。
住宅購入前の理想について聞いたところ、「予算内で収まる」(33.1%)、「イメージ通りの間取り」(20.8%)、「日当たりが良い」(19.4%)だったのに対し、現実には44.3%が「予算オーバーしてしまった」と回答。「間取りが失敗してしまった」(19.3%)、「日当たりが悪かった」(10.0%)、「設備が使いにくかった」(8.6%)と続き、「理想と現実」のギャップが大きいことがわかった。
住宅購入が成功したエピソードとして「他社の見積もりもとり、知識をつけて交渉したので値引きしてくれた」「設計の人と綿密に打ち合わせたので理想に近づけた」などの声が寄せられ、事前準備の重要性がわかる結果となった。
購入経験者として、購入の際にどういったサービスがあったら嬉しいかという質問には、「一貫したワンストップサービス(購入から設計、工事まで)」が42.8%と最も多く、「小物やインテリアを家に取り寄せ確認できる」(21.5%)、「VR内覧」(18.8%)、「訪問サービス」(13.9%)と続いた。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。