坂井建設(大分市)は、3月7日から開始する新卒採用活動で、学生の個性や自己表現を重視する「素顔採用」を導入すると2月18日発表した。技術力や知識だけを評価するのではなく、夢や目標といったポテンシャルに共感する選考活動を行う。
「素顔」を発見する選考内容として、学生には普段の服装で選考に参加してもらい、これからの「なりたい社会人像」や「進みたい未来」など自分らしさをプレゼンしてもらうという。また、面接だけでは聞き取れない本来の考え方や思いに触れるため、学生一人ひとりと坂井建設のリクルーターが、将来の夢や同社でできることなどについて語り合う場を設けるという。
同社では、技術は入社してから磨けばいいという考えのもと、学科などに関係なくポテンシャルを重視した採用を実施。ポテンシャルを発見するためには、その人「らしさ」を知る機会が必要だと感じ、一人ひとりと向き合う選考方法を取り入れたという。専門知識を重要視せず、受け入れの幅を広げた採用活動をすることで、建設業界の人材不足解決にも繋げたいとする。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。