LIXIL(東京都千代田区)は、室内側から取り付けるだけで、断熱改修が可能な新工法「ココエコ」を発売する。同社の樹脂製内窓「インプラス」に加え、壁や床にもフルオーダーの真空断熱材を使ったパネルを取り付けることで、3日~1週間程度の短工期で施工が可能。現在は関東エリアの一部での販売だが、2012年4月にはIV地域以南のエリアに拡大する。
壁と床の断熱パネルには、主に厚さ12mmの真空断熱材を使用。断熱パネルの厚さは15mm。壁の断熱パネルを「ウォール インプラス」、床の断熱パネルを「フロア インプラス」とし、住宅エコポイントで定着した「インプラス」ブランドとして展開する。
施工方法は、内窓「インプラス」と同様に、邸別に採寸し、工場で施工現場にあわせてパネルを加工。現場では断熱パネルを取り付けるだけ。パネル同士の取り合いは、クッション性のある断熱材ですき間ができないようにしてあるほか、コンセント部分は欠き切りできるようにXPS(押出法ポリスチレンフォーム)とし、現場で加工する。パネルの外枠は柱にとめつけるために低発泡の固い断熱材を使用。真空断熱材を70%、XPSを30%とした場合の平均の熱抵抗値は1.7m2K/W。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。