ノーリツ(神戸市)は2月13日、2019年12月期決算を発表した。売上高が前期比0.7%減の2083億9600万円、営業利益は44.0%減の26億9300万円、経常利益は45.1%減の34億3700万円、最終利益が73.8%減の15億1200万円。国内での苦戦の他、中国の市況低迷と競争激化で大幅な減益となった。
国内事業は売上高が0.8%減の1498億3400万円、営業利益は8.0%減の23億9600万円。海外事業が0.4%減の585億6200万円、営業利益は86.5%減の2億9700万円。中国は前期20億2000万円の営業利益が4億2000万円まで落ち込んだ。
2020年12月期の予想は売上高が前期比8.8%減の1900億円、営業利益は3.9%増の28億円、経常利益は4.7%増の36億円、最終損失が46億円。国内住設システム分野から撤退する他、希望退職者募集に789人(163人は再雇用)の応募があり、特別損失85億円が計上される予定で、最終赤字となる見込み。
また、ベトナムの浄水器・家電メーカーのカンガルー社の株式を44.0%取得することも発表した。取得予定は7月で、東南アジアでの事業基盤確保を図る。
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