SOUSEI Technology(東京都港区)はこのほど、京都大学、OMソーラー(静岡県浜松市)、SOUSEI(奈良県香芝市)とともに、戸建て住宅を対象にした居住者挙動調査を行う実証事業を開始した。
日本における標準的な核家族世帯の住む戸建て住宅の間取りや温湿度などの室内環境と、居住者の居場所や挙動の関係性について検討するもの。奈良県香芝市と鳥取県鳥取市に位置するモニター宅を使用して実施する。
具体的には、モニターの住宅に複数のセンサーを設置し、居住者の居場所や挙動をモニタリングする。各時間に住宅内のどの場所・部屋に居住者が滞在しているかを、熱やマイクロ波によって検知する人感センサーにより記録し、各部屋・場所の使用頻度や滞在率を把握する。また、どのような生活行為が行われているかを理解するために、家電の稼働状況の記録、モニターへのヒアリングも行う。
同社は今回の実証事業を通じて、居住者の生活習慣に適合したより快適な住まい及び暮らし方の実現を目指す。居住者の住み方(住まいの使い方)の特徴を理解することで、空調をはじめとする住宅設備や住宅IoTデバイスを最適化し、住宅建築における省エネルギーや室内温度制御の自動化などの技術開発に繋げる。
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