近鉄不動産(大阪市天王寺区)は2月7日、東京都北区に建築中の「ローレルコート赤羽」が、経済産業省の定める「ZEH-M Oriented(ゼッチ・マンション・オリエンテッド)」認証を取得したと発表した。同社の物件で同認証を取得したのは今回が初めて。2月8日に同物件のHPを開設し、5月上旬からモデルルーム案内を開始する予定。
「ZEH-M Oriented」は、「断熱性能などを大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入によって室内環境の質を維持しながら大幅な省エネルギーを実現させ、かつ、共用部を含むマンション全体での一次エネルギー消費量を20%以上削減することを目指したマンション」のこと。
「ローレルコート赤羽」は、「アルミ樹脂複合サッシ+断熱材」と「Low-E複層ガラス」による高断熱化と高効率エアコンによって省エネルギー化を行い、冬は暖かく、夏は涼しく、快適に過ごせる住まいを実現する。また、「床暖房の多室化」により、部屋ごとの気温差と時間帯による温度差を抑えることで「ヒートショック」による健康リスクを抑制する。さらに、HEMS設備を設置し、「電力の見える化」を行うことで、居住者の環境への意識向上を啓蒙する。
同物件は、環境省の2019年度「高層ZEH-M支援事業」に採択されている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。