国土交通省は2020年度予算案において、老朽化マンションの長寿命化等に向けて、先導性が高く創意工夫を含む改修等へのモデル的な取り組みを支援する「マンションストック長寿命化等モデル事業」を創設する。同年度予算の成立を前提としたもの。「計画支援型」と「工事支援型」の2類型で事業を募集する。
「計画支援型」では、事業前の立ち上げ準備段階で、長寿命化等に向けた事業を実現するための必要な調査・検討などに対して支援する。「工事支援型」では、長寿命化等の工事の実施段階で、長寿命化に資する工事のうち先進性を有するものに要する工事などに対して支援する。有識者委員会で認められた場合は、建替えの場合も支援対象となる。募集開始は4月中を予定する。
なお、同事業では、国と地方公共団体がマンション施策を一体的に進める観点から、取り組みを行うマンションが所在する地方公共団体において、マンション管理に関する計画や条例等を策定している(策定見込みを含む)こと等が事業要件となる。該当する地方公共団体は、同省HPで後日公表する予定。
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