LIFULL(東京都千代田区)は2月4日、「2020年 首都圏版LIFULL HOME’S住みたい街ランキング」を発表した。「買って住みたい街(駅)」トップは「勝どき」。昨年の16位からジャンプアップし、初の1位となった。昨年1位の「目黒」に続き、都心周辺エリアが1位となったことから、「買って住みたい街」の人気は都心に戻ってきている傾向があるとする。2位「恵比寿」、3位「三鷹」、4位「北浦和」、5位「東京」と続いた。一方で、6位「八王子」を筆頭に11位「本厚木」、17位「印西牧の原」、26位「八街」、28位「大網」など首都圏郊外に位置するエリアが上位に進出していることも見逃せず、のびのびと生活できる郊外で豊かな自然環境を楽しみながら暮らすことを選択する購入希望者も増えているとしている。
「借りて住みたい街(駅)」ランキングのトップは「池袋」。4年連続の1位となった。2位には前回5位の「葛西」がランクイン。単身者向けの物件が豊富で、賃料が安価に設定されており、周辺の物価水準も比較的低いという経済面での合理性が支持されていると分析する。3位以下は、「川崎」、「元厚木」、「大宮」と続いた。11位の「蕨」(前回29位)、 20位の「西川口」(同30位)、24位の「綾瀬」(同47位)などは、昨年から大きく順位を上げた。
「買って住みたい行政区」の1位は「中央区」。五輪の開催を契機とした資産価値や利便性の向上を期待し、注目する人がこれまで以上に増えたことが要因として考えられるとする。2位「世田谷区」、3位「港区」と続いた。
「借りて住みたい行政区」の1位は「世田谷区」。2年連続でトップとなった。2位「杉並区」、3位「新宿区」と続き、ベスト10はすべて東京23区内の行政区が占める結果となった。
調査期間は、2019年1月1日~12月31日。同社が運営する不動産情報サイト「LIFULL HOME’S」で住まいを探すユーザーの検索・問い合わせ数をベースにランキングを作成した。首都圏は東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県を対象。
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