住友林業(東京都千代田区)は1月31日、2020年第3四半期決算を発表した。売上高が前年同期比11.5%減の8027億4100万円、営業利益が55.2%増の382億6300万円、経常利益が59.6%増の430億7000万円、最終利益が40.5%増の226億1400万円。会計基準の変更で売上高が減少したが利益にはあまり影響せず、住宅・建築事業は好調だった。
木材建材事業は、売上高を純額表示にした影響で売上高が52.5%減の約1736億円(セグメント間取引約160億円を含む)となった。住宅・建築事業は消費増税前の駆け込みの影響もあり期初受注残が多く販売が好調。戸建て注文住宅の販売棟数は8.7%増の5089棟、売上高は24.1%増の2283億円だった。住宅・建築事業の売上高は18.0%増の3448億円(セグメント間取引約6億円を含む)、経常利益は工事進行基準の全棟適用の影響もあり、340.8%増の157億円。海外住宅・不動産は米国での住宅販売の増加などで、売上高は13.6%増の2802億円(セグメント間取引約4億円を含む)、経常利益は34.1%増の229億円。
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