積水化学工業 住宅カンパニーは1月31日、環境負荷低減に向けた施策として、国内8か所の住宅生産工場のうち、東北セキスイハイム工業(宮城県亘理郡)、中四国セキスイハイム工業(岡山市)、九州セキスハイム工業(佐賀県鳥栖市)の3か所へ大型自家消費型太陽光発電設備を導入し、2020年2月3日までに稼働を開始すると発表した。また、2021年2月にはセキスイハイム工業関東事業所(茨城県笠間市)への導入も予定しており、計4か所の住宅生産工場で自家消費型太陽光発電設備を稼働させる。
同社では、環境問題及び社会課題の解決や盤石な経営基盤の構築を事業の成長力として位置づけ、ESG経営を推進。自家消費型太陽光発電設備を導入することで、再生可能エネルギーの自己創出を進め、温室効果ガス排出量の削減と持続可能な社会の構築を目指すとしている。上記4工場は、太陽光発電設備の自立運転が可能なため、災害時には非常用電源として利用できるだけでなく、近隣の住民に携帯電話の充電などの電力供給も可能という。
中四国セキスイハイム工業に設置された太陽光パネル
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