大東建託(東京都港区)は1月30日、2020年3月期第3四半期決算を発表した。売上高は前年同期比2.5%減の1兆1459億3900万円、営業利益は15.7%減の885億5600万円、経常利益が15.1%減の923億6600万円、四半期純利益が16.1%減の630億2800万円。ローン審査の厳格化などでアパート建設が伸び悩んだ。
建設事業の完成工事高は15.6%減の3738億8700万円、営業利益は29.2%減の507億4100万円。減益は社内人件費の上昇も影響した。ローン審査の厳格化が続き、受注工事高は16.8%減の3680億6900万円、受注工事残高は1.2%減の8603億900万円。キャンセル率が6.4ポイント増の28.6%で、第3四半期末時点ではワースト。
賃貸住宅の一括借り上げなど不動産事業は物件増もあり売上高5.3%増の7284億6800万円、営業利益は9.6%増の401億7700万円。通期は売上高が3.1%増の1兆6400億円、営業利益は0.7%増の1280億円、経常利益が0.6%増の1330億円、当期純利益が0.1%増の900億円の計画。
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