ミサワホーム(東京都新宿区)は1月28日、防災強化のためのリフォーム提案の拡充を発表した。「MISAWA-LCP(Life Continuity Performance)」の考え方を取り入れ、10の対策プランとそれに応じたアイテムをそろえた。
平常時の「備える」、災害時の「守る」、災害後の「支える」の観点から、各住宅の防災診断を実施し、地震や水害など個別の被災危険度に応じた防災・減災提案を拡充する。これまでも防災に関するリフォームも提案していたが、「地震時の建物倒壊防止対策プラン」「停電対策プラン」など10の具体的な対策プランを提示することにした。建物の倒壊防止であれば、制震装置、停電対策であれば蓄電池といった具合に被災危険度も勘案して提案していく。ミサワホームが施工した物件だけでなく、一般の木造住宅も対応する。
また「レジリエンスルーム」といって、建物内の最も安全な一室を災害時の自律避難所として利用できる改修も提案する。耐震性向上のために部分補強を行う他、窓ガラスの破損防止、停電に備え断熱性の向上や電源の確保といったことが想定される。浸水リスクが低い所では出入りしやすい1階、浸水リスクのある所では2階以上での設置を勧める。
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