ジャストシステム(東京都新宿区)は1月22日、2019年12月度の「Eコマース&アプリコマース月次定点調査」の結果を発表した。スマートフォンでのECサイト(またはアプリ)利用時、約6割の人に「応答速度の遅さが原因で買い物をやめた」経験があることがわかった。購入意向があったにも関わらず、タップしても反応しない・ページが遷移しないといった理由から離脱したことが「頻繁にある」人は13.4%、「ときどきある」人は44.1%。経験がある人の割合を年代別に見ると、10代が59.0%、20代が67.0%、30代が64.5%、40代が58.5%、50代が44.3%、60代が37.0%となった。
スマートフォンからのEC利用時、応答速度の遅さが原因で離脱した経験がある人に、離脱したときの平均的な時間を聞いたところ、「1秒未満」と回答した人は2.9%、「1~2秒未満」は6.1%、「2~3秒未満」は9.0%、「3~5秒未満」は18.4%、「5~7秒未満」は10.6%となった。5秒未満であっても36.4%もの人が離脱し、7秒に至るまでには約半数が離脱していることがわかった。
応答速度の遅さが原因で離脱した経験がある人に対し、その後、ECサイトやECアプリに再訪して買いたかった商品を購入した経験があるかを尋ねたところ、82.5%の人が「ある」(「頻繁にある」19.2%、「ときどきある」63.3%)と回答。10代では4割以上が「頻繁にある」と答えた。
調査期間は、2019年12月27日~2020年1月3日。調査対象は、ネットリサーチサービス「Fastask」のモニタのうち、17歳~69歳の男女1100人。
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