矢野経済研究所は、戸建住宅の耐震化市場の動向調査をまとめた。2004年度の戸建住宅における耐震化市場は、3517億円と見込まれ、今後も市場の成長が期待できる。
市場規模を施工部位別でみると、壁の新設・補強が24.8%、筋交い設置18.1%と推定された。現状では、市場への参入企業は、地場の工務店・ビルダー、及び建築士が中心だった。自宅の耐震補強を行った消費者は、約6割が結果に満足しており、不満は1割未満。潜在需要と比較して低調な顕在需要を拡大するためには、リフォーム事業及び中古住宅市場との融合が必要である、としている。
参入事業者15社、地方自治体6団体、有力住宅メーカー5社へのヒアリング調査、及び一般消費者(弊社インターネットモニター)320名へのアンケート調査から。
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