日鉄興和不動産(東京都港区)が運営する「+ONE LIFE LAB」とオカムラ(横浜市)が運営する「WORK MILL」は、働き方改革における単身者の生活変化の実態について調査を実施し、その結果を発表した。単身者に仕事についての意識を聞いたところ、「ずっと働きたい」が26.7%で最多。ライフスタイル・価値観についてのアンケートでは、「家は広さよりも利便性を優先したい」が61.6%。「休日は家で過ごしたい」が62.7%となった。
5年前と比較して、仕事を自宅や自宅周辺でする機会が増えたと思うか尋ねたところ、62.9%が「増えたと思う」と回答。
テレワーク導入企業の社員がオフィス外で働く場所として最も多かった回答は「自宅」(37.0%)。「自社の他拠点」(24.0%)、「カフェなどの商業施設」(23.0%)、「コワーキングスペース・シェアオフィス」(13.0%)と続いた。
在宅勤務では自宅のどのような場所で仕事をしているか聞いたところ、半数を超える51.4%が「仕事用ではないスペース」と回答。「仕事用の独立した部屋」と答えた人は25.0%だった。
自宅近くにサードプレイスオフィス(企業などの本社・本拠から離れた場所で仕事ができるオフィス)があったら利用したいと思うか尋ねると、93.0%が「利用したい」と答えた。
マンションの共用部にWi-Fiやワークスペースなどの働きやすい環境があったら魅力に感じるかという質問に対しては、 82.5%が「魅力に感じる」と答えた。
テレワークのメリットとして最も多かった回答は、通勤の不要やラッシュ時間帯の回避による「肉体的疲労の軽減」だった。次いで、「集中して作業ができる」「作業効率が向上する」となった。一方、デメリットとしては、「プリンタなどの出力ができない」が最も多く、「書類や資料が手元にない」「仕事上のコミュニケーション不足」と続いた。
「+ONE LIFE LAB」によるアンケートでは、1都3県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)在住の30~49歳の男女300人、「+ONE LIFE LAB」メルマガ会員および鉄興和不動産・オカムラ社員515人を対象にインターネット調査を実施。「WORK MILL」によるアンケートでは、全国の20~64歳の男女600人を対象に、インターネット調査を実施した。
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