『新建ハウジング』1月10日号
業界横断的に職人不足解消めざす
施工能力・品質など蓄積した情報で評価、内容・難易度に応じて専門事業者・職人を紹介
工務店を含む元請けの建設会社と専門工事業者・職人をマッチングする建設業界特化型のウェブサイト「サスティナ」を運営するユニオンテック(東京都新宿区、韓英志社長)は、同サイトに登録する専門工事業者約1万2000社・職人約11万2000人の中から、施工能力・ 品質など独自の審査基準で評価の高い事業者・職人を元請けの要望に応じて紹介する新たなサービスを、早ければ2月にもスタートする方針を固めた。
ユニオンテックが新サービスを2月開始予定
ユニオンテック社長の韓英志さんは「サービスを利用する元請け企業は、事業拡大による受注案件の増加などで、既存の協力業者会だけでは職人が足りないといった職人不足の問題をカバーできるだけでなく、質の高い専門工事業者・職人に仕事を依頼することができる」と説明し、新たに始めるサービスが「工務店や建設会社などを支える仕組みになる」と力を込める。専門工事業者や職人の側からも、自らの施工能力・技術力が評価され、仕事のフィールドが広がるといったメリットがある。
同社は2016年から同サイトを運営しており、これまで登録している専門工事業者・職人の施工能力や品質、クライアントからの評価、保険加入の有無、対応可能エリア、保有資格や対応工種などといった「信用情報」の蓄積を進めてきた。新しいサービスのポイントになる専門工事業者・ 職人の評価は、この信用情報をもとに行う。
新サービスでは、2019年12月末時点でサイトに登録している専門工事業者1万2150社、職人11万2641人の中から信用情報に基づく審査項目の総合評価が高い3675社を、あらかじめ選定。その中から、サービスを利用する元請け企業の要望に合致する事業者・職人を紹介する。
新サービスの利用対象としては、全国の工務店やハウスメーカー、建設会社、不動産会社、建材・設備メーカーなどを想定する。年間売上高が3億円程度の地域密着型の企業から、同7000億円超の全国規模の大手企業まで幅広い利用を見込む。新サービスについては2月のスタートを前に、すでに昨年8月から複数の企業が試験的に導入しており、導入各社は今後、継続的に利用していく意向を示しているという。
ユニオンテックが新しく開始する、独自基準に基づく審査で評価の高い専門工事業者・職人を紹介するサービスが既存のマッチングサイト「サスティナ」と大きく異なる点は・・・・
⇒ 続きは、最新号『新建ハウジング タブロイド版 1月10日号』に掲載しています。
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