積水化学工業(大阪市)住宅カンパニーは、積水化学グループの住宅生産工場を配置する北海道セキスイハイム工業(岩見沢市)とセキスイハイム工業(埼玉県蓮田市)中部事業所に向け、電力売買サービス「スマートハイムでんき」で買い取った「卒FIT電力」の供給を3月から開始する。これにより、再生可能エネルギーでセキスイハイムの生産が可能となる見込み。
同社は2021年度中をめどに、すべての住宅生産工場とつくば市内の住宅カンパニー研究開発部門への「卒FIT電力」供給を開始する計画。
また、同社が開発を進める住商保育複合タウン「あさかリードタウン」(埼玉県朝霞市)内でも、来年2月竣工予定の分譲マンション『HEIM SUITE Asaka』へ「卒FIT電力」を供給する予定。「あさかリードタウン」のコンセプトである「Safe&Sound:安心・安全で、環境にやさしく、サステナブルなまち」の実現に向けて、「卒FIT電力」を活用する。
そのほか、同社は2020年度に卒FITを迎える客を対象とした余剰電力買取サービスの申し込み受付を今年2月上旬から開始する。余剰電力の買取価格は2019年度と同様、太陽光発電システムと蓄電池を設置する場合が12円/kWh、太陽光発電システムのみ設置の場合が9円/kWhとなる。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。