国立研究開発法人建築研究所(茨城県つくば市)は12月26日、1993年~1995年に官民共同で開発した外装タイル張り工法の「接着耐久性」 を評価する屋外暴露試験について、12月6日に実施した暴露開始後25年目の調査で「接着強さ」に低下が見られなかったと発表した。
同試験は、同研究所の屋外暴露試験場で、縦2.5m×横2mのコンクリート壁に有機系接着剤を用いてタイルを張り付けて実施しているもの。暴露25年後の「接着強さ」 打診検査、引張接着強度試験を実施した結果、タイルのはく離などの不具合は見られず、暴露1年後と暴露25年後の接着強さの関係性からも25年後の「接着強さ」の著しい低下は見られなかった。
同研究所は今回の調査結果を日本建築学会大会で発表する予定。
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