国土交通省は12月23日、今年4月から本格運用が始まった「建設キャリアアップシステム」について、同省直轄工事のフィールドにおいて効果を検証するため、全国30現場の「建設キャリアアップシステムモデル工事」を選定した。(一社)日本建設業連合会(東京都中央区)からの推薦をもとに選定したもの。今後、現場見学会の開催などを通じて、様々な立場から効果や課題を収集し、より良いシステムの構築に繋げる。
モデル工事での効果検証内容は、(1)システムを利用するまでの技能者・事業者情報の登録手続、現場情報の登録手続、コスト等、(2)システムを利用することによる書類作成の効率化の状況、技能者の処遇改善の状況、発注者におけるシステムの活用可能性、等。順次、効果検証を開始し、年度内に中間とりまとめを予定する。また、必要に応じて効果検証を継続する。
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