国土交通省は12月20日、レオパレス21物件の工事監理不十分などで一級建築士3名に対し免許取消処分を行ったと公表した。
レオパレス21(当時のエムディアイ)一級建築士事務所またはレオパレス21名古屋支店(当時のエムディアイおよびレオパレス21)一級建築士事務所の業務に関し、工事監理者として工事監理を十分行わなかったことにより、建築物の界壁が小屋裏ないし天井に設計図書のとおりに設置されておらず、建築基準法と建築基準法施行令の当該規定に違反する工事が行われる事態を生じさせたことが原因。
また、管理建築士として、同事務所の業務の技術的事項を総括する立場にあったにもかかわらず、工事監理が十分行われない事態や、施工実態とは異なる確認申請が行われる事態が生じるなど、同事務所の管理を十分行わなかったことにより、界壁不備等の違反建築物を多数現出させるに至ったことから処分を行った。
今回の処分に関して3名が関わった物件は、茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県・山梨県内の22物件、滋賀県・大阪府内の20物件、愛知県内の20物件。
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