人材紹介事業を行うヒューマンタッチ(東京都新宿区)はこのほど、建設業に特化した人材関連情報や最新の雇用関連データをまとめた「ヒューマンタッチ総研~Monthly Report 2019年12月」を発表した。
2019年1月~10月の建設技術者(建築・土木・測量技術者)の有効求人倍率はすべての月で前年同月を上回っており、建設技術者を採用することが前年以上に困難な状況が続いている。直近の10月の有効求人倍率は、前年同月比0.53ポイント増の7.03倍だった。有効求人倍率の先行指標となる新規求人倍率は、10月において前年同月より0.86ポイント高い9.95倍となった。
建設技術者の有効求人数と有効求職者数の対前年増減率の推移を見ると、すべての月で有効求人数は前年を上回り、有効求職者数は前年を下回った。人材需給ギャップの拡大に拍車がかかっている状況とする。
11月29日公表の建設業界の雇用関連データをみると、10月の建設業の就業者数は494万人(前年同月比99.4%)と5カ月連続で減少。雇用者数は407万人(同96.7%)。新規求人数は7万7093人(同102.9%)だった。
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