ポラスグループで戸建て分譲住宅の企画・販売を行うポラスマイホームプラザ(さいたま市)はこのほど、共働き家族の家事負担を減らすためのさまざまな工夫が施された分譲住宅全13棟からなる「育実(はぐくみ)の丘 東大宮 サウスブロック」の販売を開始した。専業主婦のライフスタイルを基本に設計された多くの住宅が現代の生活者の実態に合っていないとして、東京ガス 都市生活研究所の協力のもと、共働き家族から得た同研究所の調査結果をもとに8棟は、家事動線などの設計・設備の工夫、家事代行サービスの利用などを組み合わせ、共働き世帯がより家事時短ができるよう企画・設計されている。
洗濯してからしまうまでの一連の作業が短い動線で行えるようバルコニー、室内干しスペース、ウォークスルークローゼットを直線状に並べたり(Aプラン4棟)、家族で調理を分担したり楽しめるようU字キッチンを中心にダイニング、テラスまで一体化した広々としたスペースを確保した(Bプラン4棟)。
また、家族の個人用のロッカーを玄関からリビングに向かう動線に配置し、外から帰った時にまず自分の持ち物をしまえるようにした。個人ロッカーはリビングに持ち物が散らからないようにするだけでなく、子どもも一緒に家事シェア(片付け)が自然に行えるようになり、片付けの習慣づけもできるようになるとする(AB両プラン共通)。
住宅には家事代行サービスも6回分ついている。同社では単に家事代行サービスが付帯されているということではなく、もっと普段も気軽にサービスを利用する環境や意識を作っていきたいとしており、そのための提案だとする。
建物面積92.74m2~103.21m2で販売価格は3180万円~4280万円。
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