一般社団法人リノベーション協議会(東京都渋谷区)は12月12日、2019年を代表する魅力的なリノベーション事例を選ぶコンテスト「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2019」の総合グランプリ、部門別最優秀作品賞、特別賞を発表した。総合グランプリは、大城(鹿児島市)の「鹿児島断熱賃貸~エコリノベ実証実験プロジェクト~」が受賞した。賃貸でも快適な暮らしを提供することで長くその物件に住み続けてもらいたいという意図のもとにリノベーションを行った作品。500万円未満部門から初のグランプリ受賞となった。
最優秀作品賞には、ブルースタジオ(東京都中野区)の「我が家の遊び場、地下に根ざす」(500万円未満部門)、リビタ(東京都目黒区)の「my dot.‐ 東京の中心で風呂に住む‐」(1000万円未満部門)、アトリエいろは一級建築士事務所(山梨県韮崎市)の「5世代に渡り受け継がれる、築100年の古民家」(1000万円以上部門)、YKK AP(東京都千代田区)の「古くなった建物に、新築以上の価値を。~戸建性能向上リノベ実証PJ」(無差別級部門)の4作品がそれぞれ選ばれた。
同コンテストでは、消費者にとって関心の高い施工費別に「500万円未満部門」「1000万円未満部門」「1000万円以上部門」「無差別級部門」の4部門を設定。一次審査はSNSを活用して一般ユーザーの声を取り入れて行われ、部門ごとにエントリーされた計279作品の中から60作品をノミネート選出。その後、住宅系を中心としたメディアの編集者9名による最終審査で、総合グランプリ・部門別最優秀作品賞4点・特別賞13点を決定した。
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