安江工務店(名古屋市)は、近年のリフォームやリノベーションへのニーズの高まりを受け、人工知能(AI)を組み込んだ不動産事業者向けプランニングシステム「RRAI(ダブルアールアイ)」を独自に開発した。同システムを導入することで、建築ノウハウを持たない不動産仲介事業者でも「リノベーションプランニング」や「費用見積もり」が瞬時に作成できるようになるという。
同社は、不動産事業者が中古戸建て物件のリノベーション提案を行うことで、付加価値型の中古住宅の流通が活性化できるとしており、2020年末までに同システムを全国に公開する予定。リノベーション提案のクオリティやスピードアップ、耐震診断、インスペクション等のサポートを実施し、中古物件紹介・販売の活性化と空き家問題の解決を目指す。
「RRAI」を活用した中古戸建て住宅のリノベーション新事業「リノする!」も開始。間取りや予算を入力するだけで、顧客に3Dパース等を含めたリノベーション提案が可能。住宅診断も無料で実施する。“住宅を購入したあとの暮らしの充実”をコンセプトに中古住宅のメリットを打ち出し、“中古住宅を購入することならではのベネフィット”の浸透を図っていくという。1月6日には、リノベーション後が体感できるモデルハウスを名古屋市にオープンする予定。
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