ハイアス・アンド・カンパニー(東京都品川区)は12月9日、高性能なデザイナーズ規格住宅を低価格で実現する「ADM(アーキテクチャル・デザイナーズ・マーケット)」の全国大会を開催し、ブランドネームを「HIROGALIE(ヒロガリエ)」に変更すると発表した。2020年6月から「ヒロガリエ」に統一し、本格的にプロモーション活動を開始する。
ADM事業は、事業をスタートして約4年。現在、加盟工務店は100社で、2018年から横ばい状態。2019年のプラン注文予定は年間76棟。同社の柿内和徳常務執行役員は「注文が年間100棟も行かない事業では、事業とは言えないし、加盟工務店にとってブランドメリットがない」とし、「ブランド戦略全体の見直しが必要になった」とブランドネーム変更の理由を説明した。
ADMのターゲット層は1600万~1800万円の建売住宅と注文住宅と規格住宅を考えている人たち。ADMがターゲットとする35坪未満の新築住宅を、過去2年以内に建てた施主へのアンケート(モニター数309人)では、全体の43%の施主が建てた住宅に対し不満を抱いていることが明らかになった。主な理由は、「収納できる場所が少ない」「住んでみたら狭い」「欠陥部分、手抜き工事があった」「夏暑く冬寒い」など。「ヒロガリエ」は、他社との差別化として「広がり」を感じる家づくりを強みに、ブランディング戦略を展開していくという。
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