LIXIL住宅研究所(東京都江東区、今城幸社長)は10月18日、2015年の住宅を想定し、スマートハウス技術を取り入れた「アイフルホーム」の新しいコンセプトハウスを発表した。省エネ生活などをサポートするロボットや、停電時にも自家発電で対応するシステムを組み込んだスマートハウスで、東京都葛飾区内で公開。採用した技術は12年度以降の「アイフルホーム」の住宅商品に反映していく。
コンセプトハウスの名称は「GURU GURU(グルグル)」。次世代スマートハウスという触れ込みで、住宅の内と外に設置した各種センサーや家庭用エネルギー管理システム(HEMS)と連動するロボット「リリボ」が住環境を制御する。リリボが気象状況やエネルギーの使用状況などを感知し、人の手が届きにくい天窓を自動開閉したりするほか、「西と東の窓を開けてください」などと窓の開閉や家電のオンオフなど、音声で行動のアドバイスする。また、エネルギーの使用量が増えると自動でエアコンの運転などを止めるなどの制御も行う。
グルグルは発電設備として、太陽光発電システムとガスコージェネレーションシステム「エコウィル」を採用。停電などの非常時にも、リリボがアドバイスを行い、自家発電に切り替えるなど、生活に必要なエネルギーを確保できる。
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