解体工事・外構工事の一括見積サービス「くらそうね解体」「くらそうねエクステリア」を運営するクラッソーネ(名古屋市)は、不動産の比較査定サイト「リビンマッチ」を運営するリビン・テクノロジーズ(東京都中央区)と空き家や古家付き土地の売却を検討する不動産オーナーに対して、家屋の解体支援を目的に12月2日、業務提携を開始した。土地を更地にして売却する際に売主が価格や利用者の評価などを参考に解体工事会社を選べる。年間で約1000件の相談件数を見込んでいる。
近年、空き家問題が拡大する中で解体工事の規模は増加の一途をたどっている。ところが、解体工事会社へ直接発注する方法は乏しく、元請け企業に対して手数料を上乗せして依頼する必要があった。そのため、クラッソーネは、直接依頼できるように解体施主と解体工事会社とのマッチングサービスを2011年4月から提供。「コープサービス」や「リリーフ」など異業種とも提携し、空き家の処分など解体工事を行いたい施主を支援してきた。
リビン・テクノロジーズは、2006年のスタートから約13年の運営実績があり、査定依頼や資料請求件数は年間9万件を突破している。古家付き土地を更地にして売却したいというニーズの増加により、今回の業務提携に至った。
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