住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいるダイヤル)は、同センターが開設する住宅専門相談窓口における電話相談業務の2010年度の状況をまとめた、「相談統計年報2011」を公表した。また、昨年4月から新たに「リフォーム見積チェックサービス」を開始するとともに、弁護士と建築士による対面の「専門家相談」を拡充。その内容についても公表した。
それによると、2010年度の新規相談件数は2万75件で、2009年度の2万3232件より減少。しかし、住宅エコポイントの問い合わせ件数を除くと相談件数は増加しており、過去最多となった。
また、「リフォーム見積チェックサービス」で相談者が一番知りたい内容は「リフォーム全体の工事費は適正か」が70.9%と最も多く、次いで「材料などの単価は適正か」が28.8%で、金額の適正さについて知りたいという相談が多かった。相談事例としては「性急な契約をしてしまったが、不安。見積書の妥当性は?」「耐震改修工事の見積書、業者により金額が大きく違う。」などといったことが挙げられた。
また、寄せられた電話相談のうち、「評価住宅」・「保険付き住宅」・「リフォーム」に関する相談は6796件で、リフォームに関する事業者等の相談を除いた専門家相談の対象となりえる相談は5447件だった。そのうち、専門家相談の申し込みにいたった相談は765件だった。
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