住宅設備機器と建築資材のインターネット販売を行うサンワカンパニー(大阪市)はこのほど、海外事業強化のため、中国の杭州三屋家居科技有限責任公司(杭州三屋社)およびシンガポールのRetro Colony社と販売代理店契約を締結した。また、杭州のアリババ本社跡地に旗艦店となる約400坪のショールームをオープンさせた。
同社は昨年3月、寧波三羽商貿有限公司(寧波三羽社)と販売代理店契約を締結し、中国での販売を開始。今回契約した杭州三屋社は、寧波三羽社が設立したもので、建具カテゴリで中国国内3位の浙江星月門業有限公司(浙江星月社)から出資を受ける。サンワカンパニーは、浙江星月社をパートナーとすることで住宅設備機器の販売拡大を加速させる。既に活動している杭州・上海・武漢の3拠点に加え、蘇州・寧波に販売拠点を設ける予定。
シンガポールのRetro Colony社とは非独占の販売代理店契約を結んだ。今後、同国での販売準備を整え、政府が管理するHDB住宅向けの提案営業など、BtoB向けのビジネスを行う予定。
杭州のショールームでは、中国で販売予定の水回り機器と建築資材を展示する。同ショールームを起点としてBtoBビジネス中心に事業を展開し、ECサイトでの販売準備を進めていく。なお、同ショールームは建築家・芦澤啓治氏が設計を担当し、同社のデザインコンセプト「ミニマリズム」を体感できる空間としている。
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