LIFULL(東京都千代田区)と一般社団法人日本マンション管理士会連合会(日管連、東京都千代田区)は、2020年春以降を目途に不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」に掲載される中古マンション物件情報において、マンションの共用部についてマンション管理士が検査した「マンション管理適正化診断サービス」の結果を表示する。11月28日、診断結果の表示に向けた業務提携を発表した。
両者の取り組みは、適正なストック流通に向けて、管理の重要性を不動産評価に組み込み、売買時の参考情報として提供するもの。具体的には、管理状況の良い「S評価」「A評価」の物件で、不動産会社が「LIFULL HOME’S」に専有部分の売買情報を掲載する際、対象となる管理組合の事前了解を得て共用部の情報を併せて掲載する。
管理状況の良い物件が掲載されることで、区分所有者(売主)にとっては、これまで管理組合が取り組んできた成果をアピールでき、物件が売りやすくなる。また、管理組合全体の管理意識の向上が図られ、適正な管理が実施されることによってさらなる資産価値向上が期待できる。物件購入予定者は、安心して物件を購入できるようになる。
日管連が提供する「マンション管理適正化診断サービス」は、今年10月末時点で9867棟の診断実績があり、年内には診断完了棟数が1万棟を超える見通し。
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