生体リズムを応用して起床時刻30分前から徐々に明るくなる照明器具「ASSA(アッサ)」を販売するパナソニック電工(大阪府門真市)はこのほど、富山大学人間発達科学部・神川康子教授と共同で、5歳児10人を対象とした目覚めに関する実証実験を行った。
それによると、同製品を使って光によって目覚めることで、目覚めの気分が向上するだけでなく、自立起床(幼児による自発的起床)が増加するという結果が得られたという。
朝の光は、ヒトのサーカディアンリズム(1日周期の生体リズム)に作用し睡眠・覚醒リズムのメリハリに貢献することが知られているが、それが幼児にも当てはまった。
2009年11月1日~2010年1月31日ののべ768日間、富山県の保育園児10人が「アッサ」を使用。園児の就寝・起床時刻や起床時の気分、食欲などを保護者によって観察・記録してもらい調査を行った。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。