三協立山(富山県高岡市)・三協アルミ社は11月21日、快適なエクステリア空間を提供するための提案力・施工力の向上を目的とした「ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019」の審査結果を発表した。プランニング大賞には、積水ハウス・岡山シャーメゾン支店(岡山市)が選ばれた。
集合住宅に緑や石積み、ゲートを配したハイグレードなファサードデザインや、パースの表現力や見せ方、説得力のあるプレゼン手法などが評価された。緑量やライティングを誇張せず、自然で心地よい雰囲気を伝えるなど、完成度の高い作品となっている。
デザイン大賞には、パブリック部門から中央復建コンサルタンツ(大阪市)が選ばれた。渋谷駅東口歩道橋にオリジナルの高欄デザインを実現。工場生産品による素材特性と橋梁の形態が、技術力によってみごとに統合されている点が評価された。橋体と高欄、首都高速道路のR形状が呼応し、人の動きそのものがデザインされたダイナミックで有機的な都市景観を創出している。
同コンテストは、全国の販工店・ハウスメーカー・設計事務所を対象に、同社エクステリア商品を用いた作品を募集。施工事例4部門と外構デザインのプランニング2部門の6部門で構成され、応募総数3263点のなかからデザイン大賞など計64点を決定した。地区優秀賞・入選を含めると受賞作品は計236点。
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