ハイアス・アンド・カンパニー(東京都品川区)は11月20日、高性能住宅を提供する住宅会社のための不動産エージェント事業「トチスマ・ショップ」を開始すると発表した。11月28日から先行会員企業を20社限定で募集する。
同事業は、住宅事業の集客装置として不動産店舗「トチスマ・ショップ」を展開。土地を所有していない来店顧客に、土地の紹介(仲介)とあわせて自社の建築サービスを紹介し建築利益をあげていくというもの。アメリカのエージェント型不動産売買仲介システムの導入によって、顧客本位の情報提供サービスを実現した。住宅事業を住生活総合サービス業に進化させることで、一般的な不動産売買仲介事業と差別化を図っている。
同社は、土地を所有していない来店顧客への対応力向上と、これからの事業環境の変化に対応する施策の一環として同事業を開発。「トチスマ・ショップ」が持つ、集客から建築受注へと確実につなげるしくみによって、地域における不動産会社としてのブランドの確立を加速させるという。2014年から実施したテストマーケティングでは、顧客の土地購入意思決定まで平均19日という期間短縮実績を確認。短期間での顧客化と建築受注が可能になったとして、同事業の全国展開を開始する。
今回の先行会員企業募集にあたり、11月28日、12月12日、12月20日に名古屋市で「トチスマ・ショップ事業見聞会」を開催。同事業の参加企業による講演や実際に稼働している店舗見学を行う。
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