スパークス・アセット・マネジメント(東京都港区)はこのほど、「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2019」を実施し、その結果を発表した。夫婦の預貯金の残高を尋ねたところ、「100万円未満」(20.7%)との回答が最も多かった。次いで、「100万円~300万円未満」(16.7%)、「500万円~1000万円未満」(16.7%)となった。「0円」と答えた人は11.6%。「2000万円以上」は13.0%だった。預貯金の全体の平均額は758万円となった。
「夫婦の貯金管理はどちらが主導で行っているか」聞いたところ、「妻が主導」が 54.7%、「夫が主導」が24.8%、「夫婦別々に管理している」が20.5%だった。
「夫婦の老後の生活資金として2000万円が必要だと思うか」聞いたところ、「はい」は 71.8%、「いいえ」は 28.2%だった。男女別では、男性(夫)が67.4%、女性(妻)が76.2%と、2000万円が必要だと感じている人の割合は女性のほうが高いことがわかった。
「夫婦の老後の生活資金として2000万円を貯めることができると思うか」尋ねたところ、「はい」と答えた人は38.8%、「いいえ」は61.2%だった。男女別でみると、夫は45.6%、妻は32.0%が「はい(貯められると思う)」と回答した。
「2000万円を貯めるために必要だと思うこと」のトップは「家計の見直し」(45.9%)。「ライフプランを立てる」(41.7%)、「夫婦共働き」(41.5%)、「定年後の就労継続」(28.8%)、「投資による資産形成」(27.9%)と続いた。
調査期間は10月23日・24日。全国の20歳以上の既婚男女を対象に、インターネット調査を実施した。
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