塗装、インフラメンテナンス、マンション大規模修繕などを手掛けるカシワバラ・コーポレーション(東京都港区)が内装壁の塗装リノベーションを専門に行う新規事業「WALL RENOVATION(ウォールリノベーション)」を立ち上げ、11月8日からサービスを開始した。
「ウォールリノベーション」では2種類の塗装サービスを展開。一つは、職人のコテ技術で上質な表面仕上げを施す「NULL.(ヌル)」。珪藻土やコンクリート、モルタル仕上げなど高い技術を持つ職人が施主の要望に応える。価格は10万9000円(約10m2)から。もう一つは、施主がDIYで自らペイントすることでさらに低価格を実現した「ie iro(イエイロ)」。1万8800円(約10m2)から。「お施主様は人員を用意するだけ」(同社担当者)と言い、施主によるペイント以外の下準備やアフターフォローなどは全て同社が丁寧にサポートする。
高額なイメージがあるリノベーションをもっと身近に感じてもらい、低額でも家の雰囲気を変えることができるということを知ってもらいたいと、いずれも壁1面から施工ができるサービスとした。
11月8日に同社東京本社で行われた「カシワバラ WALL RENOVATION発表会」では、代表取締役の柏原伸介さんが挨拶に立ち、「主な事業であるインフラメンテナンス、マンション大規模修繕、建築の3つの柱に加え、リノベーション事業を第4の柱へと育てていく。将来的には3つの柱と同規模の事業へと成長させたい」と話し、創業の原点が塗装業である同社ならではの新事業への抱負を語った。同社では、本サービスで「塗装や建築に興味を持ってもらえれば嬉しい」と副次的な作用が生まれることも期待している。
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