オープンハウス(東京都千代田区)は、AI・RPA技術の導入で不動産の業務を自動化し、既に10テーマの実現により年間2万5700時間の工数削減に成功したという。一部テーマにて特許を出願している。
同社では、2018年からAI・RPAによる業務の自動化に取り組んできた。内製で既存のAI・RPA技術を活用した開発や事例のない先駆的な応用研究を実施。課題とされる高度なAI人材の獲得については、海外での新卒採用で対応。既に物件資料作成の機械学習モデルの開発を行うなど初年度から成果を出している。
代表的な取り組みとしては、宅地の仕入検討時におけるプラン図の作成(宅地区割り)の設計作業である「宅地の自動区割りシステム」や、仲介業務においてディープラーニングによる機械学習技術を活用することで工数を大幅に削減する「物件資料自動作成/全自動帯替え」などを実現した。
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