ダイキン工業(大阪市)は、世界のスタートアップ企業を対象に2024年までの5年間で110億円の出資枠を新たに設定した。あわせてスタートアップ企業との協業を推進する組織「テクノロジー・イノベーションセンターCVC室」を設立する。
出資枠の設定により各部門が素早く意思決定し、機動的に出資することを可能にする。先端技術や斬新な発想力、チャレンジ精神を持ち、スピード経営を実践する世界中のスタートアップ企業との協業で、素早く仮説を検証し、新たな製品やサービス、ビジネスモデルの創出をめざす。
CVC室は、出資先の候補となるスタートアップ企業の探索や出資の実行・モニタリング、スタートアップ企業と社内各部門との橋渡しなど、出資や支援のコーポ—レートベンチャーキャピタル活動全般の役割を担う。社会の変化に対応するため、技術開発・商品開発の加速、事業構造の転換、新たなビジネスモデルの創出を進める。
自前で開発し、独自性を追求すべき分野を見極めた上で、外部の技術や知見を取り入れ、新たな価値を創出する「協創」に取り組んでいく。
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