三井不動産リアルティ(東京都千代田区)とアヴァント(東京都中野区)は、顧客自身が理想の間取り図を作成して物件を手軽に検索できるシステム「間取サーチAI(マドリサーチエーアイ)」を、共同で開発したと発表した。10月31日から、三井不動産リアルティが運営するウェブサイト「三井のリハウス」で公開している。スマートフォン専用の機能。
同システムは、顧客自身がウェブサイト上でリビングと個室の位置関係や方位を設定して作成した「理想の間取り図」と類似度が高い間取りの物件を、サイトに掲載されている売却中の物件の中から探し出して一覧表示するもの。間取り図は手描き感覚で簡単に作成できるという。検索対象はマンションのみ。
システム開発には、不動産仲介業向けのシステム開発などを手掛けるアヴァントが提供する独自の画像処理技術を用いたという。三井不動産リアルティで取り扱った物件の間取り図に対して行ったAIによる機械学習で得られた結果をもとに、洋室や和室などの部屋の種別とその位置関係を認識することで、画像検索を実現したという。
今後、新たな機能を追加することで、より利便性の高い検索システムにしていくとする。
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