国土交通省が10月31日発表した9月の新設住宅着工戸数は、前年同月比4.9%減の7万7915戸だった。分譲住宅は増加したが持家と貸家が減少したため全体で減少した。季節調整済み年率換算値は、前月比0.7%増の89.7万戸で3カ月ぶりに増加した。
利用関係別では、持家が2万4008戸、前年同月比3.5%減で2カ月連続の減少。前回の増税時ほどの大きな駆け込み需要はなかったものの、反動減の影響が出ているとみられる。
貸家は2万9414戸、前年同月比16.8%減で、13カ月連続の減少となった。2ケタの大幅な減少が続いているが、依然として都市部の利便性が良いエリアでの需要は堅調に推移している。分譲住宅は2万4029戸、同14.1%増で4カ月連続の増加となった。マンション、一戸建て共に増加した。
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