LIXIL(東京都千代田区)は10月28日、30~40代の戸建て住宅在住の既婚女性300人を対象に実施した「待ち受け家事に関する実態調査」の結果を発表した。それによると、「やりたいことがあるのに待たなければいけない」待ち受け家事を経験している既婚女性は、全体の8割以上であることがわかった。そのうち「宅配便の発送・受取を待つ時間」が、経験率(52.3%)、ストレス度(35.0%)ともに1位となった。
「宅配便の発送・受取を待つ時間」に感じるストレスは、「子どもの食事が終わるのを待つ時間」や「スーパーなどでのレジ待ち時間」を上回っており、理由として70.4%の人が「大体時間が決まっていても、いつくるかわからないため」と答えている。
家事負担軽減のためにどんな家電・生活設備を利用してみたいか聞いたところ、「掃除しやすいトイレ」(66.7%)に続き、「宅配ボックス」(51.0%)が2位となった。とくにフルタイム勤務者の利用意向が高く、約6割の人が利用したいと答えている。なお、自宅の玄関前や物置、車庫などに届けられる「置き配」には、83%の人が「不在と思われ不安」(そう思う43.3%、ややそう思う39.7%)だと思っていることがわかった。
調査対象者は、首都圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)の戸建て住宅に居住する30~40代の既婚女性300人。フルタイム勤務者、アルバイト・パートタイム勤務者、専業主婦・無職で各均等割付。
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