ジブンハウス(東京都港区)は10月16日に開催したジブンハウスシンポジウムにおいて、日本ユニシスと共同開発しVRで家を内覧できるバーチャル住宅展示場 「MY HOME MARKET」をインターネット・ショッピングモール「楽天市場」に、同日から出店したことを明らかにした。
楽天市場は、新設した「住宅・不動産ジャンル」の中で、新築の規格住宅を紹介するのは同バーチャル展示場が初めてとなる。店舗名は「MY HOME MARKET楽天市場店」。
施主は、該当物件ページから購入申し込みをし、出店住宅会社と対面での商談の上で成約をする。施主は成約後に物件引き渡しから1カ月以内に、物件価格の1%相当の「楽天スーパーポイント」を獲得することができる。上限付与数は99万9999ポイント。
「楽天市場店」には、「MY HOME MARKET」に出店している企業が希望すれば出品が可能である。現在、同バーチャル住宅展示場の出店企業は、ウッドフレンズ、ジブンハウス、新昭和ウィザース東関東、新昭和FCパートナーズ、土屋ホーム、前正ホームの6社で、楽天市場には希望している5社が出店している。2019年度中に10社、2021年度以降には500社の加盟をめざす。
新築市場が縮小傾向と言われる中、「バーチャル住宅展示場で多くの住宅会社が集まることで、スマホに慣れたミレニアム世代が新築住宅の相談しやすい仕組みを創出できる」として「今後、インターネットを活用した地方創生や工務店の仕事づくりをめざしたい」と同社の内堀雄平専務取締役は語る。
同バーチャル住宅展示場の対象者は30代前後の時間や場所にしばられないライフスタイルに慣れ親しんだ「スマホ世代」。「MY HOME MARKET」は、家を建てたい同世代をITによって後押しする。
「楽天市場」において、リフォームサービスは2019年1月1日~2019年10月1日の売上高が前年同期比で1.2倍になるなど、住居に関するニーズが高まっていることがあり、「住宅・不動産ジャンル」新設を進めた後はインテリアや家電など住居関連用品紹介を強化する。
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