京阪電鉄不動産(大阪市)とインテリックス(東京都渋谷区)は11月1日、京町家再生を目的とした「継(つぐ)」プロジェクトの業務提携で展開する第1号施設「宿ルKYOTO 抹茶ノ宿」を開業する。施設運営は「宿ルKYOTO」シリーズを8施設展開しているトマルバ(京都市)が行う。
同施設は、JR梅小路京都西駅から徒歩5分の七条通に面した京町家で、乾物の商店として使われていたものをリノベーションした宿泊施設。1階2階ともに天井が高く、建物内部の通り庭を2棟の建物で共有するという独自の形状と8mの吹き抜けの空間が特徴となる。京町家では珍しい大型タイプの施設で、客室は和室4室、最大18名まで宿泊可能。長期滞在のファミリーやグループ客も利用できる。
1階は宿泊者がセルフグリルを楽しめる囲炉裏を設け、新鮮な京野菜や魚介を提供するほか、菜食メニューも用意する。路面区画には「cha cha cha」が入店し、宿泊者への抹茶体験の提供や、アーモンドミルクやライスミルクを使った抹茶ドリンクの販売など、食の多様性に配慮したサービスを展開する。
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