制震金物を扱うアイ・エム・エー(東京都中央区)は、主力の制震金物「GVA(ジーバ)」を使った減衰壁に加えて、復元力を強化する新たな壁「Xウォール」を組み合わせた新制震工法をこのほど発売する。
通常の住宅では、合板や筋かいが剛性を発揮しても復元力を持たないため、一定規模内の地震では剛性を発揮するものの、大規模地震では合板では釘の曲がりや折れが生じ、筋かいでは材の座屈により急激に耐力を落とし、地震後は建物が傾いたまま元に戻らない。
新開発した復元壁「Xウォール」は、間柱と2つの柱と同サイズの間柱を鋼製の伝達アームで繋いだ構造。大地震により耐震要素の合板や筋かいが急激に耐力を落とす大変形状態でも、建物本体に復元力を発揮し、倒壊を防止する。
詳しい問合せは同社(TEL:03・3553・5400)まで。
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