積水化学工業(大阪市)は、IoT機能を強化した「新・スマートパワーステーション」シリーズを10月25日から全国で発売する。エネルギー自給自足型住宅を提供する同シリーズに、今回新たに居住地域の気象警報と連動して蓄電池への充電を開始する「蓄電池自動充電機能」を導入。停電発生時に電力が不足するリスクを軽減するなど、レジリエンス機能を強化した。
同社は、近年国内において災害発生後の停電・断水被害が多発していることから、同システムの安心性・経済性・利便性を強化。より多くの顧客に、環境にやさしく、経済性と災害時の安心を両立させた商品を提供していくという。
翌日の天気予報からエコキュートの運転を制御する機能も導入し、経済性の向上も図った。太陽光発電システムで発電した電力を、蓄電池や電気自動車への充電だけでなく、「エコキュート」にも活用できるようにしたことで、エネルギー自給自足率の向上とさらなる環境貢献を実現した。
セキスイハイムのオリジナル全室空調システム「快適エアリー」では、AIスピーカーを使った音声操作にも対応を開始。子どもの帰宅や宅配ボックスの着荷をスマートフォンに通知する機能も導入するなど、利便性の向上も図っている。
販売価格は3.3m2あたり73万円台~。年間販売目標は、シリーズ全体で年間4500棟。
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