三井不動産リアルティ(東京都千代田区)は、個人の貸し主・借り主間で締結する不動産の普通賃貸借契約において、契約手続きにかかる負担の軽減と利便性の向上、ペーパーレス化の推進を目指して、電子契約サービスの運用を開始する。10月1日から提供。同サービスの開発にあたっては、LIFULL(東京都千代田区)を通じて弁護士ドットコム(東京都港区)がウェブ完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」を提供した。
同サービスの導入によって、以前は、契約書の製本から押印や郵送・返送などで約2週間かかっていた契約手続きを最短1日に短縮できるという。さらにウェブ上で管理している書類を多様なデバイスからいつでも確認できるため、契約後の利便性も向上するとしている。
「クラウドサイン」は、「紙と印鑑」を「クラウド」に置き換え、契約作業をパソコンだけで完結できるウェブ完結型クラウド契約サービス。法律事務所や金融機関、上場企業などにも利用されている。導入社数は5万社を突破。
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