新潟県全域で新築を中心に堅調な成長を続けるディテールホーム(坂井建設、新潟市)。現在はWEBからの問い合わせが月100件を超え、現場では社内外問わずANDPADを使いこなしている。
同社でマーケティング部として手腕を振るう古川和茂さんに、入社直後から現在に至るまでの取り組みの変化を聞いた。
古川 和茂 氏
ディテールホーム
社員数77人。新潟県全域に支店を構える。大型建設も手掛けるが、現在は住宅部門の拡大が成長をけん引している。今年度の引渡棟数は170 ~180 棟となる見込み
入社後に抱えていた課題
IT関連会社に長年勤めていた経験があり、マーケティング担当としてディテールホームに入社しました。仕事に取り掛かって最初の課題は、「データがない」ということ。
当時使用していたCRM(顧客 管理システム)は、とにかくUI(ユーザーインターフェース)が悪いと感じていました。システムそのものが使いづらいため、必要最低限しか使わなくなり、その結果データが貯まらない。すると顧客分析もできず、有効な施策が打てない。まずこのベースのシステムをなんとかしなければいけないと考えました。
また一方で、住宅業界に入って驚いたことは、業務がものすごくアナログだということ。現場監督が電話をしていて、いつまでも手が空かない。もちろん緊急の連絡は電話がいいと思いますが、そうでないものまで電話でやりとりをしている人がほとんど。コミュニケーションの手段を解決しないと業務が楽にならないことに気付き、この二つが大きな課題でした。
課題解決に向けANDPADを導入
課題を抱えていたとき、以前から付き合いのあったIT業界の知人の紹介で施工管理アプリの存在を知りました。
いくつかのサービスを比較検討してみ たところ、CRMと工程管理の両方を解決できる「ANDPAD」が最終候補になりました。社内に持ち掛けたところ、「まずはやってみよ う!」と意見がまとまり、導入が決まりました。
社内にCRM機能はすぐに浸透しました。直感的に使えるUI になっているので、複雑な操作を 覚えなくても使いこなせます。この仕組みによって、データに基 づいた顧客分析ができるようになってきたことは大きなメリットです。工程管理の面でも、「ANDPADなしには戻れないよね」という声が出るくらいに今では浸透しています。
実際のCRM分析データ。データに基づいて顧客分析を行っている
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