国土交通省が9月30日発表した8月の新設住宅着工戸数は、前年同月比7.1%減の7万6034戸だった。分譲住宅は増加したが持家と貸家が減少したため全体で減少した。季節調整済み年率換算値は、前月比2.1%減の89.1万戸となった。
利用関係別では、持家が2万4027戸、前年同月比1.6%減で11カ月ぶりに減少した。リーマンショック後の2010年以降、8月の水準としては最も低い水準となった。減少幅は1.6%と微減で、減少の要因として具体的に特定できるものはないものの、3月までに受注した物件の着工が落ち着いたことが一つの要因と考えられる。
貸家は2万9255戸、前年同月比17.5%減で、12カ月連続の減少。分譲住宅は2万2517戸、同5.6%増で3カ月連続の増加となった。マンション、一戸建て共に増加した。
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