パナソニック エイジフリー(大阪府門真市)は9月25日、デイサービスセンターでの高齢者のリハビリサービスを支援するクラウドシステムを開発したと発表した。
生活機能訓練(リハビリ)における一連のマネジメント業務やスケジュール管理、必要書類の作成、訓練計画の立案などをタブレット端末一つで自動作成するシステムで、専門スキルがなくても作成でき、人手が足りないデイサービス事業者でも効果的、効率的な生活機能訓練を提供できる。タブレット内臓のカメラで動画撮影するだけでAIが身体能力を分析して利用者の身体機能を分析・記録し、訓練計画を自動で提案することも可能という。
これまでパナソニックエイジフリーの事業所で試験運用を行ってきた結果、リハビリサービスにおける間接業務にかかる時間が約8割軽減されたという。一施設につき2~3ライセンスの導入を想定。介護業界でも人手不足は深刻な問題となっている。同社では介護業界の課題解決に貢献できるシステムとして、2020年度内の製品化を目指す。
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