経済産業省が推進する、スマートライフの創出および普及を目的としたIoTデータ活用支援プロジェクト「LIFE UPプロモーション」事業が、10月1日に開始する。すでにIoT家電等を活用している消費者は、同プロモーションに採択されたプラットフォーム事業者と生活データ提供の契約した場合、特典としてポイントや機器購入およびサービス利用のディスカウントをするとともに家事負担軽減サービス等が受けることができる。
同プロモーションは、経済産業省の2018年度補正予算「生活空間におけるサイバー/フィジカル融合促進事業費補助金」に基づいたもので、予算枠は30億円。消費者1人あたりのポイント・ディスカウント等の販促活動費に対し1万円の補助を予定している。同プロモーションを通じて、消費者の家事負担軽減や利便性向上を実感してもらい、生活データ活用による高付加価値サービスの提供を支援していくことを狙う。
同プロモーションへの参画事業者は3コンソーシアム、22社。コンソーシアムの幹事社はシャープおよびキーウェアソリューション、大阪ガス。
シャープを中心としたコンソーシアムは、宅内に設置された複数のスマートライフ家電やネットワークデバイスから収集した生活データを利活用し、ユーザーの家事負担軽減、時間の創出をめざす。
キーウェアソリューションズを中心としたコンソーシアムは、個人の健康情報を、スマホアプリで登録することで、数値による健康状態の把握だけでなく個人の好みや生活などにも配慮した効果的なアドバイスやサポートサービスを受けることができる。
大阪ガスを中心としたコンソーシアムは、ガス機器の運転に伴うデータを活用し、消費者の快適な生活を支援するレコメンドサービスの提供を行う。
期間は2019年10月1日~2020年1月26日。
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