Houzz Japan(東京都港区)はこのほど、「2019年版 HOUZZ & HOME 住宅リフォーム・リノベーション市場調査」を実施し、その結果を発表した。2018年に最も多くリフォーム・リノベーションが実施された場所はバスルーム(28%)、次いで、リビング(25%)、キッチン(20%)という結果だった。
1度にリフォーム・リノベーションをするのは平均で2部屋、全体の費用の中央値は200万円だった。リフォーム・リノベーションを実施した世代層で最も多かったのは「40~54歳」と「55~74歳」で、合計すると86%にのぼった。
リフォーム・リノベーションにあたっては、86%の人が専門家に依頼。依頼先としては工務店(27%)が最も多く、次いで施工会社(15%)、設計施工・リノベーション会社(15%)となった。「55~74歳」では、100%が「専門家に依頼をした」と回答。リフォーム・リノベーションで重視した要素のトップはデザイン性(46%)。費用(36%)、機能のアップグレード(36%)、健康を気遣ったつくり(32%)、省エネ化(26%)と続いた。
費用の支払い方法でもっとも多かったのは現金・貯金(68%)。次いで、国際ブランドのクレジットカード(16%)、住宅ローン(7%)となった。クレジットカードで支払う人が2017年(10%)より12%増えていることから、住まいづくりにおいてもキャッシュレス化が進んでいる傾向とする。
調査期間は4月3日~30日。同社が提供する家づくりとインテリアデザインのプラットフォーム「Houzz」登録ユーザーのうち、2018年中にリフォーム・リノベーションを行った人を対象にオンライン調査を実施。有効回答数は1936。
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